2026年9月20日(日)に中山競馬場で行われるGⅡ・オールカマー。秋のGⅠ戦線に向けた始動戦として強豪が集結するGⅡ。近年は2022年の優勝馬ジェラルディーナが次走でエリザベス女王杯を制し、2018年の優勝馬レイデオロも次走で天皇賞秋を勝利しています。昨年は前走宝塚記念11着のレガレイラが中団の外から差し切って優勝。前年の有馬記念勝ち馬が得意の中山で1番人気で制しました。そんな秋のGⅠを目指す馬が大集合する一戦を過去10年の結果から、好走馬の共通点を探っていきます。
前回の結果
2026年の紫苑ステークスは、本命ドリームコアが3着という結果でした。馬券的には的中とはならず、またしても悔しい結果になりました。ただ、ドリームコアの走り自体は大きく評価を下げる必要はないと思います。今回の紫苑ステークスは、内有利の馬場に加えて、展開としては差し馬に向いたレースでした。その中でドリームコアは先行しながら、さらに外を回るロスもありました。本来なら、こういう競馬をした馬は直線で苦しくなってもおかしくありません。それでも最後まで踏ん張って3着を確保した内容は、さすがオークス2着馬と言えるものだったと思います。一方で、今後に向けては少し見極めが必要です。今回の敗因が、道悪だったのか、右回りだったのか、それとも距離だったのか。ここはまだ判断しきれません。もちろん能力は高い馬ですが、今回の内容を見る限り、条件面の適性は慎重に見ていく必要がありそうです。個人的には、来年のヴィクトリアマイルあたりで改めて楽しみな存在になるかもしれないと感じました。東京のマイル戦で、スピードと持続力を生かせる形になれば、この馬の良さがより出る可能性があります。今週は、秋のGⅠを狙う古馬が集まるオールカマーです。ここ最近は本命馬が馬券圏内に来たりしている一方で、馬券としてはなかなか噛み合わないレースが続いています。今週こそは、しっかり好走する本命馬を推奨し、馬券的中につなげられるように予想していきたいと思います。
過去10年の傾向
ポイント① 春の国内古馬GⅠ組に注目!!
2026年のオールカマーでまず注目したいのが、前走で同年春の天皇賞以降の国内古馬GⅠに出走していた馬です。
過去10年で「前走が同年春の天皇賞・春以降の国内古馬GⅠ」だった馬の成績は【5・3・2・18】となっています。
勝ち馬を5頭、連対馬を8頭出しており、オールカマーでは春から初夏にかけてのGⅠを使ってきた実績馬が、そのまま秋初戦でも結果を残しやすい傾向があります。
昨年もこのデータに該当していたレガレイラが1着、ヨーホーレイクが3着に好走しており、今年も見逃せない重要データと言えます。
さらに「当日5番人気以内」「馬体重500kg未満」に限定すると、成績は【5・2・1・11】となります。
オールカマーは秋のGⅠ戦線へ向けた始動戦という意味合いも強いレースです。そのため、春以降に国内古馬GⅠで厳しい相手と戦ってきた馬は、ここでも地力上位になりやすいのだと思います。人気に支持されるGⅠ帰りの馬は素直に評価したいところです。
■今年の該当馬
今年、近走の馬体重からこのデータに該当する可能性があるのは ジューンテイク、レガレイラ の2頭です。どちらも前走で国内古馬GⅠを使っている実績馬であり、当日5番人気以内、馬体重500kg未満という条件を満たすようなら、データ面ではしっかり評価したい存在です。中でも注目は、やはり レガレイラ です。レガレイラは昨年のオールカマー勝ち馬で、すでにこの舞台で結果を出している馬です。今年も圧倒的1番人気が想定されますが、過去データ、実績、コース適性を考えれば、本命候補筆頭として見逃すことはできません。人気でも素直に中心視するべき1頭だと思います。
ポイント② 関東騎手×上位人気馬に注目!!
2026年のオールカマーで次に注目したいのが、関東騎手が騎乗する上位人気馬です。
過去10年で「鞍上が関東騎手」かつ「今回1~5番人気」だった馬の成績は【7・5・2・19】となっています。
勝ち馬を7頭、連対馬を12頭出しており、オールカマーでは関東騎手が騎乗する人気馬が非常に好成績を残しています。オールカマーの舞台は中山芝2200mです。コーナーを複数回回るコースで、直線も短く、坂もあるため、単純な末脚だけでは勝ち切りにくい条件です。位置取り、仕掛けどころ、コースロスを抑える立ち回りが重要になります。
その意味では、中山での経験が豊富な関東騎手が結果を出しやすい傾向にも納得できます。
さらに「一桁馬番」「4~5歳」に限定すると、成績は【7・4・2・9】となります。
該当馬22頭のうち11頭が連対しており、連対率は50%。かなり信頼度の高いデータになります。
中山芝2200mでは、外を回されるロスを避けることが大切です。そのため、一桁馬番からロスなく立ち回れる若い実力馬は、素直に評価したい存在です。
■今年の該当馬
今年、当日の人気と枠順次第でこのデータに該当する可能性があるのは エセルフリーダ、コスモキュランダ、パンジャ、レガレイラ の4頭です。いずれも当日1~5番人気に支持される可能性があり、さらに一桁馬番に入れば、今回の好走データに該当することになります。このデータで重要になるのは、最終的にどの馬が一桁馬番に入るかです。人気だけでなく、枠順がセットになって初めて信頼度が上がるデータなので、金曜日の枠順発表は要チェックです。もしこの4頭の中から一桁馬番に入る馬が出てくれば、最終予想で厚い印を打つ候補として考えたいです。


