【アイビスサマーダッシュ2025予想】~胸の鼓動高鳴る新潟の夏の風物詩~

重賞予想

2025年8月3日(日)に新潟競馬場で行われるサマースプリントシリーズ第3戦。日本の中央競馬で唯一の直線で行われる重賞という事もあって夏競馬で1,2を争う盛り上がりを見せるレースとなっています。過去の勝ち馬にはカルストンライトオライオンボスなどこのレースで何度も好走した記録にも記憶にも残る馬がいます。今後もそんな馬が出てくるのが楽しみなレースです。そんな夏の名物重賞を過去10年の結果から好走馬の共通点を探っていきます。

前回の結果

先週行われた関屋記念は本命に推奨したイミグラントソングが11着、対抗に評価したシヴァースが5着と残念な結果となりました。同じような位置からレースを進みていたカナテープが勝利した事を考えると力負けか左回りが合わないか。レース後の騎手のコメントからも右回りのコーナー4つのコース、特に中山マイルでまた狙いたいと思います。切り替えて今週はアイビスサマーダッシュの的中に向けて予想してきたいと思います。

本命馬

8 コラソンビート

東京芝1600mで行われた新馬戦でデビューし、3着に敗れましたが、勝ち馬はボンドガール、2着はチェルヴィニアという超ハイレベルな一戦でした。逃げ・先行馬が有利な展開のなか、上がり2位の末脚を使って4着には1馬身差をつけており、内容は悪くありませんでした。
次走の未勝利戦ではハイペースの中を逃げ切って快勝。ただし折り合いを欠いており、マイルはやや長かった印象です。距離を短縮した新潟芝1400mのダリア賞では、大外枠から先行し、危なげない内容で勝利。さらに京王杯2歳ステークスでは牝馬不利の条件を覆し、レコードタイムで重賞初制覇を果たしました。
続く阪神ジュベナイルフィリーズでは、外枠から終始外を回るロスがありながらも3着に健闘。マイル戦ながらよく踏ん張りました。3歳初戦のフィリーズレビューでは初の内枠で揉まれる競馬にも対応し、2着に好走しましたが、次走の桜花賞ではやはり距離が長く、16着に大敗。
以降も距離が長いレースが続き、京成杯オータムハンデ(15着)、オーストラリア遠征(20着)、東京新聞杯(12着)など結果を残せませんでした。1400mに戻った愛知杯(10着)や安土城ステークス(14着)でも振るわず、先行しても折り合いを欠いてしまうレースが続きました。
しかし、距離をさらに1200mに短縮した安達太良ステークスでは逃げる形に持ち込み、3着に好走。今後も短距離戦、特にワンターンや今回のような直線競馬でのパフォーマンスに期待が持てそうです。

特注データ

オリアメンディ、シュラフ、マジカルガールの3頭は除外対象の為、予想から割愛します。

買いデータ

① 単勝8倍未満の3~5歳の牝馬

高い好走率を誇る「3~5歳牝馬×単勝8倍未満」の条件
過去10年のアイビスサマーダッシュにおいて、「3~5歳の牝馬」かつ「単勝オッズ8倍未満」だった馬の成績は【6・3・1・5】と非常に優秀です。
▶考えられる要因:
単勝オッズ8倍未満=ファンや陣営の期待値が高いことの裏返しでもあり、能力的にも通用する馬が多く該当していると考えられます。
若くてフレッシュな牝馬は短距離での瞬発力や反応の良さが目立ち、特に直線1000mという特殊な舞台でそのスピードが最大限に活きる可能性が高いです。
・また馬体の完成度がピークに達する3~5歳という年齢は、スピード面と成長のバランスが取れており、信頼しやすい世代となっています。

鉄板傾向:「前走OPクラス3着以内」×「(韋駄天組なら)前走斤量52~53キロ」
付け加えて、「前走OPクラスで3着以内」「もし前走が韋駄天ステークスなら前走の斤量が52~53キロ」という条件を満たした馬の成績は【4・2・0・0】。つまり全頭が連対しています。
▶考えられる要因:
・OPクラスで好走している馬はすでにオープンでのスピード競馬に対応できる力を持っており、同条件のアイビスSDでも力を出しやすいです。
・特に韋駄天ステークスはアイビスSDと同じ新潟直線1000mで行われるため、好走実績は大きなアドバンテージになります。
斤量が52~53キロの馬は軽ハンデで出走できたスピード型牝馬が多く、負担の少なさが末脚の爆発力に直結していると考えられます。

結論
3~5歳牝馬
単勝オッズ8倍未満
前走がOPクラスで3着以内
韋駄天S組なら前走斤量が52~53キロだったか
といったポイントを満たす馬がいれば、高確率で好走が期待できる1頭といえるでしょう

今年の該当馬
当日の単勝オッズ次第ですが、前走成績と想定オッズを加味すると今年は コラソンビート が該当する可能性があります。1番人気想定のピューロマジックは前走海外GⅠ5着というのをどう捉えるかが鍵になりそうです。

② 馬番12~16番で前走が4着以内

「外枠×前走好走馬」が狙い目!
過去10年のアイビスサマーダッシュで、「馬番12~16番」かつ「前走4着以内」という条件に該当した馬の成績は【4・3・4・7】。複勝率は61.1%と、非常に優秀な数字を残しています。

▶考えられる要因:
新潟直線1000mは外枠有利とされる舞台です。スタート後に内ラチ沿いを避けてスムーズに外ラチ沿いの「伸びるゾーン」に入れる外枠は、距離ロスなく加速できる分、有利に働きやすいです。
・特に12~16番という「外寄りの好枠」に入った馬は、スタートからポジション取りが楽で、直線一気に脚を伸ばせる傾向があります。
・さらに前走で4着以内に好走していることは、近走の状態が良好である証拠です。勢いに乗っている馬が有利な外枠を引けば、自然と好走確率も高くなります。

「外枠=有利」は一概ではない! 馬番12~16番と17~18番の明暗
一方で、馬番17~18番の馬に限ると成績は【0・1・1・9】と、複勝率18.2%に落ち込み、不振傾向が明らかです。

▶考えられる要因:
・新潟直線1000mは「外枠有利」といわれますが、17~18番の極端な大外枠になると、逆に出負けして中団もしくは後方からの競馬になった時に、前が壁になりやすい展開になるケースがあります。
・スタートから外ラチ沿いを目指す馬が集中し、極端な外枠はスムーズに進路を確保できず、かえって不利になることもあると考えられます。
・過去10年間が、たまたま能力的に不安のある馬が入っている可能性も否定できません。新潟芝1000mが外枠有利というのは誰でも知ってる事なので、外枠というだけで過剰に人気しがち。

結論
馬番12~16番の外枠に入った馬
前走4着以内の好走馬
という2つの条件を満たす馬がいれば、データ的にも非常に信頼度の高い存在となります。
✅ しかし、17~18番になると成績は一転して不振傾向。「外枠=有利」と思い込むのは危険です。

予想する上で、12~16番で条件の整った馬を高評価に、そして17・18番は人気でも一枚評価を落とす判断が有効かもしれません。

今年の該当馬
カルロヴェローチェ、テイエムスパーダ、ブーケファロス の3頭です。

ただ、買いデータ①でも言及しましたが、前走韋駄天ステークス組で好走する馬の特徴は前走の斤量が52~53キロだった馬なので前走の斤量が56キロだったテイエムスパーダの評価を上げる事はできません。

まとめ

本命は4歳牝馬コラソンビート 。過去10年、3~5歳の牝馬は単勝オッズ8倍未満という条件で【6・3・1・5】と好成績。さらに前走がオープン特別で3着以内だった場合、連対率100%という鉄板データにも該当します。スピードと完成度を兼ね備えた4歳牝馬、欲を言えばもっと外枠が良かったですが本命で期待します。対抗は同じく4歳牝馬ピューロマジック 。アイビスサマーダッシュでは死に枠となっている3枠ではありますが、同世代の実力馬同士、互角以上の勝負に持ち込む力は十分にあるでしょう。穴馬で評価したいのは ブーケファロス馬番12~16番かつ前走4着以内という過去10年で【4・3・4・7】という高確率の好走パターンに該当。外枠有利とされる新潟1000mにおいて「走れる外枠」を引けた点は好材料、まさに絶好とも言える条件。人気薄でも一発があって不思議ではありません。

推奨馬券
単勝 8
枠連 4 ー 3,7

以上になります。
アイビスサマーダッシュの予想の参考にしてみてください!


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