2024年3月17日(日)に中山競馬場で行われるスプリングステークス。皐月賞トライアルとして、3着以内馬に皐月賞への優先出走権が与えられています。近年では2015年の菊花賞などGⅠ・7勝を挙げたキタサンブラックが重賞初勝利を挙げたのも、このレース。そんなクラシックを占う一戦を有力なデータを駆使して考察していきます。
注目馬
シックスペンス
新馬戦、1勝クラスを連勝して臨む一戦。スムーズに先行できる、狭い内を難なく突けるなど高いレースセンスを備えている。後述の通り、前走1勝クラス1着の馬の好走率は高い。先行馬有利のレースである事と鞍上がルメールに戻る事はクラシックの切符を掴む後押しになりそうだ。
ウォーターリヒト
シンザン記念を17番人気で3着、きさらぎ賞を10番人気で2着と共に穴人気で連続好走。これまで低評価だった馬を上位人気で買うのはやや不安。後方から末脚を生かして伸びてくる脚質もこのレースでは合わなそうだが、実績はメンバー内トップレベル。ここでも好走し、今までがフロックではないことを示せるか要注目。
ジュンゴールド
新馬戦、1勝クラスと連勝し京成杯では1番人気に支持されたが12着に大敗。レース前からイレ込みが激しく、レース中も終始折り合いを欠くような形になってしまった。今回は前走で輸送、多頭数の大外を経験し、距離も短縮になるので巻き返せる可能性はあるが、そもそも1勝クラスは5頭立てだったうえに圧勝した新馬戦のレベルが引くかった可能性もある。本当の実力はこのレースで見定めたい。
ペッレグリーニ
これまでの4レース全てで折り合いを欠いており気性面に不安がある。それでも全レース2着以内に好走しており、クラスが上がってペースが速くなれば折り合いもつく可能性はある。後述の通り、前走東京の1勝クラスを1着だった馬の好走率はかなり高い。レース傾向、気性、鞍上の特性を考えても内枠が欲しいところだ。
メイショウタバル
キャリア3戦目の未勝利戦は中団で脚を溜めて上り最速の末脚で差し切り勝ち、前走の1勝クラスは前目につけて押し切り勝ち。内容の違う展開で勝ち上がってきた。レースぶりに幅が出てる事は好感が持てる。これまで2連勝した浜中騎手から今回は横山典弘騎手に乗り替わりとなる。気性面に難しい面もあるのでテン乗りは不安。
特注データ
買いデータ
前走が芝1600m~2000mの1勝クラス1着
該当馬は10年間で【6・4・1・17】。特筆すべきは1番人気抜きでこの成績となっており、特に昨年は3着以内を独占する結果となっている。
年度 | 着順 | 該当馬 | 人気 | コース |
---|---|---|---|---|
2014年 | 1着 | ロサギガンティア | 3番人気 | 東京芝1800m |
2015年 | 1着 | キタサンブラック | 5番人気 | 東京芝2000m |
2016年 | 1着 | マウントロブソン | 4番人気 | 小倉芝2000m |
2着 | マイネルハニー | 5番人気 | 東京芝2000m | |
2017年 | 1着 | ウインブライト | 5番人気 | 中山芝1800m |
2着 | アウトライアーズ | 2番人気 | 中山芝1600m | |
2018年 | 2着 | エポカドーロ | 3番人気 | 小倉芝2000m |
2019年 | 1着 | エメラルファイト | 10番人気 | 京都芝1600m |
2023年 | 1着 | ベラジオオペラ | 2番人気 | 東京芝1800m |
2着 | ホウオウビスケッツ | 3番人気 | 東京芝2000m | |
3着 | メタルスピード | 8番人気 | 中山芝1600m |
今年、出走予定馬の中で該当するのはこの4頭
シックスペンス
ペッレグリーニ
メイショウタバル ※3/14左前肢のフレグモーネのため回避と発表
ルカランフィースト
基本的には、この4頭の中から軸を選ぶのがベストだが
中でも前走、東京競馬場だった馬に絞ると【3・2・0・5】と更に成績が良化。
これを踏まえ、当ブログでは
ペッレグリーニ を本命とします。
消しデータ
前走が5着以下
該当馬は過去10年で【0・0・1・33】と最悪の成績。ほとんどが下位人気だが、2番人気ルーカス(2018年)、1番人気アサヒ(2022年)も含めてこの成績。巻き返しは起こらないレースという認識で良さそうだ。
年度 | 着順 | 該当馬 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
2014年 | 4着 | モーリス | 5番人気 | シンザン記念5着 |
5着 | リーゼントロック | 12番人気 | ヒヤシンスステークス9着 | |
8着 | ウインマーレライ | 9番人気 | 京成杯12着 | |
10着 | ネオヴァロン | 15番人気 | 共同通信杯10着 | |
13着 | ミッキーデータ | 8番人気 | セントポーリア賞6着 | |
14着 | ダノンアンビシャス | 7番人気 | ゆりかもめ賞6着 | |
2015年 | 5着 | ダノンメジャー | 7番人気 | 共同通信杯12着 |
9着 | マイネルシュバリエ | 10番人気 | 京成杯14着 | |
10着 | マイネルサクセサー | 12番人気 | 共同通信杯10着 | |
11着 | タケデンタイガー | 11番人気 | 全日本2歳優駿6着 | |
2016年 | 4着 | プランスシャルマン | 9番人気 | 京成杯7着 |
6着 | プレイヤーサムソン | 11番人気 | 1勝クラス6着 | |
9着 | モウカッテル | 8番人気 | 弥生賞9着 | |
10着 | ケンホファヴァルト | 10番人気 | 弥生賞11着 | |
2018年 | 6着 | カフジバンガード | 9番人気 | 共同通信杯5着 |
9着 | ルーカス | 2番人気 | ホープフルステークス6着 | |
11着 | コスモイグナーツ | 12番人気 | 共同通信杯8着 | |
2019年 | 9着 | ゲバラ | 13番人気 | 共同通信杯5着 |
12着 | フィデリオグリーン | 16番人気 | 水仙賞9着 | |
13着 | リーガルメイン | 11番人気 | 京成杯5着 | |
2020年 | 7着 | ココロノトウダイ | 4番人気 | 共同通信杯5着 |
8着 | ラグビーボーイ | 9番人気 | セントポーリア賞8着 | |
9着 | エン | 8番人気 | 共同通信杯7着 | |
10着 | ガミラスジャクソン | 10番人気 | 紫菊賞7着 | |
2021年 | 9着 | セルジュ | 15番人気 | フリージア賞12着 |
2022年 | 3着 | サトノヘリオス | 6番人気 | ホープフルステークス13着 |
6着 | ドーブネ | 8番人気 | 朝日杯FS7着 | |
11着 | アサヒ | 1番人気 | 共同通信杯5着 | |
12着 | グランドライン | 10番人気 | ホープフルステークス9着 | |
13着 | トーセンヴァンノ | 13番人気 | すみれステークス6着 | |
2023年 | 4着 | グラニット | 13番人気 | 京成杯8着 |
7着 | オールパルフェ | 4番人気 | 朝日杯FS6着 | |
8着 | ドンデンガエシ | 15番人気 | ヒヤシンスステークス6着 | |
10着 | シーウィザード | 12番人気 | 京成杯7着 |
今年の出走予定馬の中で該当するのはこの2頭
ジュンゴールド
ブエナオンダ
ジュンゴールドは前走京成杯で1番人気に支持されており、今回も上位人気の想定だが精神面に不安が有り今回も敗れる可能性は高い。勇気を持って買わない。
ブエナオンダは来週の大寒桜賞にも登録しており、ここを回避して自己条件に回る可能性もあるが出走してくれば買わないことが無難か。
推奨人気馬・穴馬
本命はペッレグリーニですが、その他に当ブログで推奨したい人気馬は他の出走予定馬と比べ現時点での完成度が高い優等生タイプのシックスペンス。これといった特徴・爆発力は無いが今回の上位人気想定の馬たちが軒並み気性面に不安がある馬ばかりなので、不安材料が少なく、能力のステータスのバランスが良いシックスペンスを推奨。
穴馬は、今回1番人気想定のシックスペンスや、上位人気想定のペッレグリーニと前走で差の無い競馬をしていたポッドテオなど直近で一線級の馬と渡り歩いてきたドリーミングアップを推奨する。同日の中京競馬場で行われる1勝クラスの方にも登録してるためここには出てこない可能性も高いがもし出てくれば相手には入れておきたい。
まとめ
◎ ペッレグリーニ
〇 シックスペンス
▲ ルカランフィースト
注 ドリーミングアップ
消 ジュンゴールド、ブエナオンダ
ということで、スプリングステークスの予想を紹介させて頂きました。最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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