【宝塚記念2024予想】～上半期を締めくくる春のグランプリホースを決める戦い～

2024年6月17日(日)に今年は18年ぶりに京都競馬場で行われるGⅠ宝塚記念。年末の総決算ともいえる「有馬記念」と同様に、上半期を締めくくるグランプリレースという位置づけで行われます。近年の優勝馬にも、2023年度のロンジンワールドベストレースホースランキング1位となったイクイノックスをはじめ、リスグラシュー、クロノジェネシス、タイトルホルダーといった名馬がずらりと並びます。そんな競馬ファンの注目も集まる重要なレースを過去10年の有力なデータを紹介しながら考察していきます。

本命馬
特注データ
まとめ

本命馬

ジャスティンパレス

半兄はステイヤーズステークス勝ち馬のアイアンバローズで、本馬も菊花賞3着、天皇賞春1着の実績があり、スタミナはメンバー屈指。今回鞍上のルメール騎手とのコンビでの成績は4戦4勝と好相性。昨年の宝塚記念でも3着に好走しており、ドウデュースという強いライバルはいますが、逆転の可能性はかなりあると思っています。ここからはジャスティンパレスを本命に推せる理由、他に狙える馬を有力なデータと共に紹介していきます。

特注データ

必勝データ

4～5歳馬

過去10年の4～5歳馬の成績は【10･5･10･67】と3着内馬30頭中25頭がこの年齢で勝ち馬は全ての馬がこの年齢となっています。今年の出走予定馬で6歳以上の馬はカラテ、ディープボンド、ヒートオンビート、ヤマニンサンパの4頭です。4～5歳馬に逆転できそうな馬がいないので、6歳以上の4頭は全て思い切って消していいと思います。

前走までにGⅡ以上のレースを勝利している

過去10年の勝ち馬は全てこのデータに該当しており、3着以内馬30頭中27頭もこのデータに該当していました。伝統あるグランプリレースなだけに格は重要で勝つためにはGⅢまでの実績だけでは足りないようです。今年の出走予定馬の中で4～5歳でGⅡ以上を勝利したことが無い馬はルージュエヴァイユのみです。ルージュエヴァイユを買う場合は2,3着固定がオススメです。

買いデータ

前走が4着以内のノーザンF生産馬

該当する馬の過去10年の成績は【7･4･4･22】と7頭の勝ち馬が出ていて、昨年はワンツースリーフィニッシュを決めています。このデータを先に書いた「4～5歳」「前走までにGⅡ以上のレースを勝利している」。この2つのデータで絞ると【7･1･4･10】と勝ち馬の数はそのままに3着内率は54.5%と高水準となります。今年の出走予定馬で該当するのはジャスティンパレスとロージャムパークの2頭となっています。
この2頭の中から鞍上がルメール騎手に戻り4戦4勝の黄金タッグが復活するジャスティンパレスを本命にします。
過去10年の該当馬は以下の表の通りです。

年度	着順	馬名	人気
2014年	3着	ヴィルシーナ	8番人気
	9着	ジェンティルドンナ	3番人気
2015年	1着	ラブリーデイ	6番人気
	8着	ラキシス	2番人気
2016年	1着	マリアライト	8番人気
	2着	ドゥラメンテ	1番人気
	9着	シュヴァルグラン	5番人気
2017年	8着	シュヴァルグラン	6番人気
2018年	1着	ミッキーロケット	7番人気
	4着	ヴィブロス	3番人気
2019年	1着	リスグラシュー	3番人気
	3着	スワーヴリチャード	6番人気
	4着	アルアイン	5番人気
2020年	1着	クロノジェネシス	2番人気
	4着	サートゥルナーリア	1番人気
	6着	ラッキーライラック	3番人気
2021年	1着	クロノジェネシス	1番人気
	3着	レイパパレ	2番人気
	9着	アリストテレス	4番人気
2022年	11着	ポタジェ	8番人気
2023年	1着	イクイノックス	1番人気
	3着	ジャスティンパレス	2番人気

4～5歳牝馬

斤量で有利になる牝馬の成績が良く、過去10年で該当馬は【4･2･5･14】と好成績。現在5年連続で該当馬が馬券内に好走しています。今年の出走予定馬で該当するのはルージュエヴァイユのみとなっています。
ただ、先述したように過去にGⅡ以上での勝利経験が無い馬は勝ち切れていないので、あくまで相手筆頭という評価までに留めたいと思います。