【マイルチャンピオンシップ2025予想】~春秋マイル統一で真のマイルチャンピオンへ!!~

GⅠ予想

2025年11月23日(日)に京都競馬場行われるGⅠ・マイルチャンピオンシップ。当レースの優勝馬の多くは、2015年の勝ち馬モーリスや2016年の勝ち馬ミッキーアイルなど、引退後に種牡馬や繁殖牝馬となり、自身のスピードを後世に受け継ぐケースが多くなっています。昨年は前走富士ステークス2着のソウルラッシュが中団から豪快に差し切って2馬身半差で圧勝。前年の2着馬が4番人気でGⅠ初制覇を飾りました。そんな秋のマイル王決定戦を阪神競馬場で行われた3年間を除いた過去7年の結果を参考に好走馬の共通点を探っていきます。

先週の結果

先週のエリザベス女王杯は、本命に推奨したレガレイラが1着、対抗のパラディレーヌが2着に入り、人気馬同士ながらもデータに裏付けられた好走となりました。レガレイラは、「ノーザンファーム生産の4歳馬」かつ「前走GⅡ好走馬」の王道ローテーションに加え、5番人気以内という人気面もクリアしており、近年の好走条件に合致するパーフェクトな1頭でした。内めの好枠を活かしてロスのない立ち回りから、直線では力強く抜け出し完勝。昨年の雪辱を晴らしました。一方のパラディレーヌも、内枠×3歳という好走率の高い条件を満たしており、その通りの立ち回りで2着を確保。こちらもデータから導いた高評価が実を結んだ形となりました。今週の的中に満足することなく、来週のGⅠでも引き続きデータと直感を駆使して、的中を狙っていきますので、ぜひご期待ください!

本命馬

⑮ ジャンタルマンタル

新馬戦からデイリー杯2歳ステークス朝日杯FSまで無傷の3連勝でGⅠ馬となり、特に朝日杯では中団から内ラチ沿いを通ってポジションを上げ、直線で早め先頭に立って粘り切る競馬で世代トップクラスの力を示しました。3歳初戦の共同通信杯は2着に敗れたものの、距離延長・外枠・輸送・スロー・高速馬場といった未知の条件をすべてこなし、皐月賞でも過去最速のハイペースを前々で運んで粘り込む3着と、2000mでも善戦しました。その後、距離をマイルに戻したNHKマイルカップでは8枠からスムーズに先行し、アスコリピチェーノに2馬身半差をつけて快勝。秋初戦は富士ステークスを予定していましたが熱発で回避し、ぶっつけで臨んだ香港マイルは13着と大敗しましたが、7か月ぶりで仕上がりが整っていなかった影響が大きかったと考えられます。そこからさらに6か月ぶりの安田記念では先行馬に厳しい流れをあっさり覆して勝利し、3つ目のGⅠタイトルを獲得。4か月ぶりの実戦となった前走の富士ステークスでは、59kgを背負いながらも2着に好走しており、2kg軽い相手に半馬身差なら悲観すべき内容ではありません。過去7年間のデータでは、同年の安田記念で2番人気以内だった馬の成績が【2・4・0・2】と優秀。現マイル路線では能力最上位と見られ、先行馬が少ない今回のメンバー構成なら展開も向く可能性が高く、コース・馬場・距離いずれも高水準でこなせるオールラウンダーとして、ここでも主役級の存在です。

特注データ

買いデータ

① 前走が東京のマイル重賞で2番人気以内

前走東京の重賞で人気を集めた馬が京都マイルで強い理由とは?
阪神開催を除く過去7年において、
前走が東京のマイル重賞で2番人気以内」だった馬は【4・1・0・5】という成績を残しており、
さらに「今回のレースでも5番人気以内」という条件を満たした馬に限れば、
【4・1・0・1】と、連対率83.3%、勝率も66.7%という好成績を収めています。

▶考えられる要因
① 東京重賞=レベルの高いレースで鍛えられた証
東京競馬場の芝1600mを舞台とした重賞は、
高速馬場での瞬発力勝負や長く良い脚を求められる、レベルの高い舞台です。そこで2番人気以内に支持されるということは、能力の裏付けがしっかりある馬という証。さらに、GⅠでのペースにも対応できる精神力や経験値を積んでいる点が、京都マイルでも活きていると考えられます。
② 京都外回り×良馬場=直線勝負型の舞台設定
京都芝1600m(外回り)は、直線が長く瞬発力勝負になりやすいコースです。
東京で速い上がりを使ってきた馬や、直線でギアチェンジができるタイプは、
この舞台設定においても得意な展開に持ち込める可能性が高いです。つまり、東京→京都のローテーションは、
条件が近く適性が重なるため、パフォーマンスを落とさずに走れる組み合わせと言えるでしょう。

今年の該当馬
今年この好走データに該当するのは ジャンタルマンタル のみです。前走・富士ステークスでは高い支持を受けており、今回も引き続き上位人気が予想されます。東京の舞台で鍛えられたスピードと、マイルへの高い適性を武器に、春秋マイルGⅠの制覇の可能性は十分と見ています。

② 短期免許で騎乗の外国人騎手(単勝20倍未満)

短期免許の外国人騎手×人気馬は買い⁉ 京都マイルGⅠで光る安定感
過去7回において、
単勝オッズ20倍未満で短期免許の外国人騎手が騎乗した馬」の成績は【2
2・2・9】と安定しています。
さらに、以下のような前走実績を兼ね備えた馬に絞ると、その好走率はより際立ちます:

  • 前走が芝1600m以上
  • 前走5番人気以内に支持されていた
  • 前走で4着以内に好走していた

この条件に当てはめた場合の成績は【2・2・2・5】。
複勝率は実に54.5%となっており、GⅠの舞台でも信頼できる存在であることがわかります。

▶考えられる要因
① 外国人騎手ならではの位置取りと仕掛けの精度
短期免許で来日する外国人騎手は、欧州や豪州など世界のトップ戦線で活躍する実力者が多く、
京都のようなスピード×戦略性の求められるコースでは、ポジショニングや直線での仕掛けタイミングの巧さが光ります。特にマイル戦では、一瞬の判断で着順が大きく変わるため、“好走データ+一流騎手”の組み合わせは大きな武器となります。

② 前走内容が充実している馬は勢いを持って挑める
前走で人気+好走していた馬は、状態面・能力面・評価の三拍子が揃っていることの証拠です。
そのような馬に一流外国人ジョッキーが騎乗すれば、さらに勝負気配は高まります。

今年の該当馬
2025年のマイルCSでこのデータに該当するのは ソウルラッシュ、レーベンスティール の2頭です。ただし注意すべきは、7歳以上の馬は過去に遡っても非常に苦戦しているという点です。このレースで7歳以上の馬が馬券に絡んだのは、2009年の名馬カンパニーまで遡るほどで、それ以降は1頭も馬券圏内”0”という極端な不振傾向となっています。つまり、データ的には「レーベンスティール>ソウルラッシュ」と見ておくのが妥当です。

消しデータ

① 単勝50倍以上

阪神開催も含めて過去10年のマイルチャンピオンシップでは、単勝50倍以上の馬は【0・0・0・76】と1頭も馬券に絡んでおらず、極端な人気薄は狙いづらいレースとなっています。実力差がハッキリと出やすい舞台だからこそ、基本は中穴までで構成するのがセオリーと言えそうです。

② 5~6枠

【5~6枠】は鬼門? 巻き返しには強い裏付けが必要なデータ
阪神競馬場での代替開催を除く過去7回の京都開催を振り返ると、
5枠・6枠に入った馬の成績」は【0・2・0・26】と非常に厳しい数字となっています。
つまり、馬券に絡んだのは2頭だけで、どちらも2着止まり
7年間で1着が一度もないことからも、この枠順は勝ち切るには不利なゾーンであることがわかります。

好走した2頭に共通していたポイントとは?
5~6枠から連対した2頭は、いずれも以下の条件を満たしていました:

  • 今回のマイルチャンピオンシップで2番人気以内に支持されていたこと
  • 前走で1番人気に推され、かつ2着以内に好走していたこと

つまり、「近走内容・人気の両方において裏付けがある馬でなければ、この枠順では厳しい」ということが分かります。ただ出走するだけでは跳ね返せない壁が、この5~6枠にはあるようです。

③ 前走6着以下

阪神開催を含む過去10年のマイルチャンピオンシップにおいて、
前走で6着以下に敗れていた馬」の成績は【0・0・1・62】と、ほぼ馬券圏外が確定的な数字になっています。

実に複勝率わずか1.6%。しかも、そのわずか1例を除いて、全ての馬が掲示板にも載れていないケースが多数です。

今年の該当馬
今年のメンバーでこの「前走6着以下」に該当するのは アスコリピチェーノ、ウォーターリヒト、エコロヴァルツ、カンチェンジュンガ、シャンパンカラー、タイムトゥヘヴン、チェルヴィニア、トウシンマカオ、マジックサンズ、ロングラン の10頭です。中には、GⅠ実績馬や今回上位人気が予想される馬も含まれていますが、このデータからは、たとえ実力があっても前走大きく敗れていれば巻き返しは難しいという傾向が読み取れます。

まとめ

🏆 2025年 マイルチャンピオンシップ 最終予想

今年のマイルCSの本命は前走富士Sで1番人気2着からの臨戦 ジャンタルマンタル 。データ・内容・完成度、いずれも高水準で軸に最もふさわしい存在です。対抗は レーベンスティール 。短期免許の外国人騎手×単勝20倍未満という買いデータに加え、前走も好走しており勢いも十分。馬券圏内に入る可能性は高いとみています。単穴は ソウルラッシュ 。同じく好データに該当していますが、7歳という年齢がややネック。2009年以降、7歳以上の馬が馬券圏内に入っていない点から評価は少し割り引きましたが、前走内容や騎手・展開次第ではチャンスは残されていると考えます。もう一頭相手に加えたいのが ガイアフォース 。今年の出走メンバーの中でも、前走内容・年齢・調整過程にマイナス要素が少なく、堅実な走りが期待できるタイプです。極端な不利要素を抱えていない点は、相手候補としては大きな安心材料となります。

<買い目>
単勝 ⑮ 12,300円
   ⑭ 1,700円
枠連 7⃣ ー 3⃣7⃣8⃣ 各2,000円
計20,000円

以上になります。
マイルチャンピオンシップの予想の参考にしてみてください!


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