【高松宮記念2024】予想

2024年3月24日(日)に中京競馬場で行われる高松宮記念。近年は馬場の悪化が原因か人気薄が馬券に絡んでくることが多く波乱傾向。電撃の6ハロンに集結したスピード自慢の中で頂点に立つのはどの馬か。春のGⅠ戦線の一戦目を当てるべく有力なデータを使って考察していきます。

注目馬
特注データ
推奨人気馬・穴馬
まとめ

注目馬

ナムラクレア　牝5　想定騎手：浜中俊

全成績【5･4･4･3】。芝1200ｍに限定すると【5･1･2･1】という安定感。道悪も苦にしないタイプで軸には申し分ない。前走のGⅢ京都牝馬ステークスは2着に敗れたが馬体重がプラス10キロで過去最大の478キロとなっており、完全なるトライアル仕上げの余裕残しで今回がメイチ。悲願のGⅠ獲りへ視界は良好か。

※　中京競馬場芝成績【1･1･0･0】

ママコチャ　牝5　想定騎手：川田将雅

ソダシの全妹。昨年のスプリングステークスを勝利し、JRA最優秀スプリンターに輝いた。デビューしてからしばらくはマイル路線を歩んでいたが、白毛の一族という事もあり気性に難が有り折り合いを欠くようなレースが多かった。そこでスプリント路線に転向すると折り合い難も解消されすぐにGⅠを勝利。11年ぶり、史上4頭目の秋春スプリントGⅠ連覇となるか要注目。

※　中京競馬場芝成績【1・1・1・0】

ルガル　牡4　想定騎手：西村淳也

デビューから4戦はダートで初勝利もダートだったが、予定していたレースの除外もあり芝に転向。そこで適性を示し、転向後の成績は【2･3･1･1】。一回の着外も4着と安定した成績。今回がGⅠ初挑戦、芝では京都での連対経験しかなく、中京の芝は初出走と未知の要素は多いが、持ち前の安定感でいきなりの激走があってもおかしくはない。

※　中京競馬場芝成績【0･0･0･0】

ビッグシーザー　牡4　想定騎手：吉田隼人

デビュー3戦目の中京芝1200ｍで行われた未勝利戦で2歳コースレコードを出して勝利。そこから一気の4連勝を飾った素質馬。3歳秋はクラスが上がり、前半からペースが上がることに対応できず惨敗が続いた。4歳になり初戦の淀短距離ステークスを勝利。次走のオーシャンステークスでは、序盤からのハイペースについていけずいつもより後ろからの競馬となったが逆にそれが功を奏して2着に好走。着実に力をつけてきている今なら勝ち負けしてもおかしくはない。

※　中京競馬場芝成績【2･0･0･0】

メイケイエール　牝6　騎手：池添謙一

言わずと知れたアイドルホースもついにこのレースで引退となる。ここまでGⅡ以下では【6･0･0･1】とほぼ完璧な成績だったが前走GⅢの京都牝馬ステークスで初めて二桁着順に大敗。休み明けで暴走してたとはいえ流石に衰えはあるか。池添ジョッキーのこの馬でGⅠを取りたいという気持ちは強いはずで、引退となるこのレースは厩舎も現状の最大限まで仕上げてくるだろう。このチームでの最後のレースが最高の結果になることを応援したい。

※　中京競馬場芝成績【2･0･0･2】

特注データ

好走必須データ

前走5着以内

過去10年の連対馬20頭中18頭は前走が5着以内。6着以下から連対した2頭は過去に中京競馬場の芝重賞で勝利経験があった。ここに該当してこない馬は評価を下げるべきだろう。

今年の出走予定馬で前走6着以下で過去に中京競馬場の芝重賞で勝利経験の無い馬は以下の通り
クリノガウディー、シャンパンカラー、シュバルツカイザー、ディヴィーナ、テイエムスパーダ、
マッドクール、モズメイメイ、ロータスランドの8頭。

前走の敗因が明確で、過去にスプリントGⅠで好走しているマッドクールとロータスランドは今回人気が落ちそうなので3着固定で買うのが面白いかもしれない。

買いデータ

前走がシルクロードステークスで5着以内かつ5番人気以内

該当馬は過去10年で【4･1･1･11】。特に当日5番人気以内に絞ると【3･1･1･7】と更に良化。単勝回収率は151%。

年度	着順	該当馬	人気	前走
2014年	3着	ストレイトガール	1番人気	シルクロードS 1着/2番人気
	15着	レディオブオペラ	4番人気	シルクロードS 2着/1番人気
	18着	マジンプロスパー	10番人気	シルクロードS 4着/5番人気
2015年	15着	アンバルブライベン	11番人気	シルクロードS 1着/2番人気
2016年	1着	ビッグアーサー	1番人気	シルクロードS 5着/1番人気
	16着	ローレルベローチェ	9番人気	シルクロードS 2着/5番人気
2017年	1着	セイウンコウセイ	5番人気	シルクロードS 2着/4番人気
2018年	1着	ファインニードル	2番人気	シルクロードS 1着/4番人気
	6着	セイウンコウセイ	5番人気	シルクロードS 2着/5番人気
2019年	4着	ダノンスマッシュ	1番人気	シルクロードS 1着/1番人気
2020年	1着	モズスーパーフレア	9番人気	シルクロードS 4着/2番人気
	11着	アウィルアウェイ	11番人気	シルクロードS 1着/3番人気
2021年	14着	ラウダシオン	5番人気	シルクロードS 3着/2番人気
	17着	ライトオンキュー	4番人気	シルクロードS 2着/3番人気
2022年	5着	メイケイエール	2番人気	シルクロードS 1着/2番人気
2023年	2着	ナムラクレア	2番人気	シルクロードS 1着/2番人気
	15着	トウシンマカオ	5番人気	シルクロードS 4着/3番人気

今年の出走予定馬の中で該当するのはルガルのみとなっているので、当ブログの本命はこの馬とする。
GⅠも中京の芝のレースも初挑戦と不安要素もあるが、逆にそこが馬券的な妙味も生まれるのでプラスにとらえたい。鞍上の西村騎手のGⅠ初勝利にも期待。

消しデータ

馬体重460キロ未満

該当馬は過去10年で【0･0･1･21】。3着に入った一頭は2014年の1番人気馬ストレイトガール。2014年を除いた過去9年に絞ると【0･0･0･19】となる。道中ハイペースで進み、JRAの芝1200ｍで一番長い最後の直線に上り坂が待っているのでスピードに加えパワーも兼ね備えた馬が好走できるレースとなっている。

当日の馬体重はまだわからないが前走の馬体重から該当する可能性がある馬は以下の通り
キミワクイーン、ディヴィーナ、モズメイメイの3頭。当日の増減で変わる可能性はあるが、この3頭は能力も含め馬券になる可能性は限りなく低いと思われる。

推奨人気馬・穴馬

本命はルガルですが、その他に当ブログで推奨したい人気馬は秋春スプリントGⅠ連覇を狙うママコチャ。ママコチャのプラス材料は480キロを超える馬体重で、ゴール前の急坂を上るパワーは中山競馬場で行われたスプリンターズステークスで証明済み。この馬の気性面とコース形態を考えると内枠が望ましい。

穴馬では、過去10年で6番人気以下で連対した6頭は全て前哨戦となるオーシャンステークスかシルクロードステークスで敗れていた馬。更に、前走が芝1200ｍ重賞で2着だった馬は【4･2･1･11】と好成績。今年の出走予定場でこの両方に該当する馬はビッグシーザーのみとなる。2歳時にレコードタイムを出した舞台でGⅠ初勝利を飾る可能性は十分にあるだろう。