【阪神ジュベナイルフィリーズ2024予想】~2歳女王決定戦!!~

GⅠ予想

2024年12月8日(日)に今年は京都競馬場で行われるGⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズ。2022年の覇者リバティアイランドは圧倒的な強さで翌年の牝馬三冠を制覇。また、2020年優勝のソダシが桜花賞を、2016年優勝のソウルスターリングがオークスを制するなど、本競走の優勝馬が翌年の中央競馬で行われる3歳クラシックでも活躍する例がみられ、中央競馬の3歳クラシックに直結する競走として重要とされています。昨年は、前走新潟2歳ステークス勝ち馬のアスコリピチェーノが中団から差し切り、デビューから3連勝でGⅠ初制覇となりました。そんな翌年の3歳牝馬戦線を占ううえでも見逃せないレースを過去10年の結果から、好走馬の共通点を探っていきます。

本命馬

ミストレス

従兄妹がコントレイルという良血馬。母チェロキーメイドンコントレイルの母ロードクロサイトが姉妹の関係。馬主がノースヒルズの前田晋二氏、厩舎が矢作厩舎というところもコントレイルと同じ組み合わせ。この馬は10月に新潟1600mで行われた新馬戦を快勝。8枠から抜群のスタートとテンの脚の速さでハナを主張。着差がつきにくいどスローからの瞬発力勝負の展開において2着馬に6馬身差の圧勝。圧巻の内容でした。次走のアルテミスステークスでも逃げる競馬となり、スローからの末脚勝負の展開で粘り通して2着に好走。今回1番人気想定に支持されているブラウンラチェツトには敗れたものの、コントレイルのような活躍を想像してしまう存在です。スタートとテンの脚が速い馬なので、どの枠でも前につける競馬ができるのがこの馬の武器です。今回の結果と内容によってはこのオッズで買えるのは最後かもしれません。ここからはミストレスを本命に推せる理由、他に狙える馬を有力なデータと共に紹介していきます。

特注データ

買いデータ

① 前走アルテミスSで1~2着

阪神JFを前走レース別に見た時に最も好走馬を出しているレースがアルテミスステークスで、中でも2着以内だった馬の成績は過去10年で【5・2・2・7】となっています。更に当日の馬体重460キロ以上で限定すると【5・1・1・4】で連対率55%の好成績。今年の出走予定馬でこのデータに該当する馬は ブラウンラチェット、ミストレス の2頭ですが、ブラウンラチェットは前走の馬体重が440キロだったので今回も460キロに届かない可能性が高いです。そうなればブラウンラチェットは非該当となるので注意が必要です。
過去10年の該当馬は以下の表の通りです。

年度着順馬名人気単勝オッズ
2014年2着レッツゴードンキ2番人気5.6倍
2015年1着メジャーエンブレム1番人気2.5倍
2017年1着ラッキーライラック2番人気4.1倍
14着サヤカチャン8番人気24.7倍
2018年3着ビーチサンバ4番人気8.2倍
4着シェーングランツ3番人気6.2倍
2019年6着リアアメリア1番人気1.8倍
2020年1着ソダシ1番人気3.2倍
2021年1着サークルオブライフ3番人気5.6倍
6着ベルクレスタ5番人気8.3倍
2022年1着リバティアイランド1番人気2.6倍
想定人気想定オッズ
2024年?着ブラウンラチェット1番人気2.6倍
?着ミストレス6番人気13.7倍

② 前走がGⅢ2着以内のノーザンF生産馬

毎年生産牧場リーディング1位に輝いているノーザンFが得意としているレースの一つで、過去10年でこのデータに該当する馬の成績は【7・1・2・9】となっています。更に当日の馬体重460キロ以上で限定すると【7・0・1・4】で連対率58%の好成績。今年の出走予定馬でこのデータに該当する馬は アルマヴェローチェ、ブラウンラチェット の2頭です。ブラウンラチェットはここでも該当しましたが、馬体重が懸念材料。それでも2016年にリスグラシューが434キロながら同じく2つの買いデータに該当して2着に好走しているのでブラウンラチェットも間違いなく相手候補筆頭の1頭です。過去10年の該当馬は以下の表の通りです。

年度着順馬名人気単勝オッズ
2015年1着メジャーエンブレム1番人気2.5倍
2017年1着ラッキーライラック2番人気4.1倍
2018年1着ダノンファンタジー1番人気2.6倍
3着ビーチサンバ4番人気8.2倍
2019年1着レシステンシア4番人気11.2倍
6着リアアメリア1番人気1.8倍
2020年1着ソダシ1番人気3.2倍
14着インフィナイト4番人気5.9倍
2021年6着ベルクレスタ5番人気8.3倍
2022年1着リバティアイランド1番人気2.6倍
10着ブトンドール7番人気21.0倍
2023年1着アスコリピチェーノ3番人気5.9倍
想定人気想定オッズ
2024年?着アルマヴェローチェ7番人気16.4倍
?着ブラウンラチェット1番人気2.6倍

③ 前走が東京芝1600m~1800mで上がり3F1位

過去10年でこのデータに該当する馬の成績は【3・3・1・6】で現在3年連続で連対馬が出ています。
今年の出走予定馬でこのデータに該当する馬は ティラトーレ のみです。ティラトーレは抽選対象馬なので出走が叶えば同じく2022年に前走東京芝1600mの新馬戦を勝利して2着に好走したシンリョクカのような激走に期待です。過去10年の該当馬は以下の表の通りです。

年度着順馬名人気単勝オッズ
2015年7着デンコウアンジュ2番人気7.4倍
2016年1着ソウルスターリング1番人気2.8倍
2017年1着ラッキーライラック2番人気4.1倍
2018年2着クロノジェネシス2番人気3.6倍
4着シェーングランツ3番人気6.2倍
7着タニノミッション5番人気13.9倍
2019年3着クラヴァシュドール3番人気4.8倍
6着リアアメリア1番人気1.8倍
2021年1着サークルオブライフ3番人気5.6倍
4着ナミュール1番人気2.9倍
2022年2着シンリョクカ12番人気53.9倍
11着ラヴェル4番人気7.1倍
2023年2着ステレンボッシュ5番人気8.7倍
想定人気想定オッズ
2024年?着ティラトーレ15番人気38.2倍

④ 6番人気以下

過去10年で6番人気以下で連対した馬は4頭いますが、この4頭を分析してみると「関東馬」「前2走以内に重賞3着以内もしくは前走芝1600m1着」という共通点がありました。過去10年でこの2点を満たす6番人気以下の馬の成績は【0・4・1・10】で昨年は該当する馬はいませんでしたが、その前の年までは4年連続で該当馬が好走していました。
今年の出走予定馬でこのデータに該当する馬は ティラトーレ のみとなっています。このデータもクリアしたティラトーレには是非とも抽選を突破して出走してほしいです。
過去10年の該当馬は以下の表の通りです。

年度着順馬名人気単勝オッズ
2014年17着トーセンラーク10番人気40.0倍
2015年2着ウインファビラス10番人気33.3倍
11着メジャータイフーン14番人気64.2倍
13着クードラパン8番人気18.7倍
2016年12着ブラックオニキス13番人気145.9倍
2018年10着トロシュナ12番人気114.0倍
16着ジョディー11番人気106.3倍
2019年2着マルターズディオサ6番人気43.7倍
2020年3着ユーバーレーベン6番人気30.0倍
12着リンゴアメ15番人気212.8倍
2021年2着ラブリイユアアイズ8番人気51.2倍
2022年2着シンリョクカ12番人気53.9倍
9着ミスヨコハマ11番人気52.4倍
14着キタウイング8番人気31.1倍
18着リバーラ9番人気32.8倍
想定人気想定オッズ
2024年?着ティラトーレ17番人気53.5倍

消しデータ

① 芝1600メートル以上で優勝した経験が無い馬

過去10年でこのデータに該当する馬の成績は【1・1・2・79】で短距離実績のみで出走してきた馬は相手関係が強化されたマイルGⅠには歯が立たない結果となっています。更に「前走芝1400mの重賞で3着以内に好走した馬」を除くと【0・0・0・64】で過去10年間で1頭も馬券内に来ていません。
今年の出走予定馬でこのデータに該当する馬は カワキタマナレア、スリールミニョン、
ミーントゥビー、リリーフィールド
の4頭です。

リ~カン的消し馬

能力や調教の状態からメンバーの相手関係を見て消していい馬を紹介します。
クリノメイ、ジューンエオス、モズナナスター の3頭です。

まとめ

ここまで様々なデータを紹介してきましたが、当ブログでは買いデータ①に該当した2頭の中からより馬体が雄大な ミストレス を本命。馬体は小さいですが、買いデータ②にも該当した ブラウンラチェット を対抗とします。穴馬で注意したいのは アルマヴェローチェ、ティラトーレ の2頭です。特にティラトーレはこれまでの阪神JFで6番人気で連対した馬と同じデータに該当しているので抽選を突破してほしいです。

◎ ミストレス
〇 ブラウンラチェット
△ アルマヴェローチェ
注 ティラトーレ
消 カワキタマナレア、クリノメイ、ジューンエオス、スリールミニョン、ミーントゥビー、
  モズナナスター、リリーフィールド

以上になります。
阪神ジュベナイルフィリーズの予想の参考にしてみてください!


タイトルとURLをコピーしました