2026年1月11日(日)に中山競馬場で行われるGⅢ・フェアリーステークス。2020年優勝のスマイルカナ、2021年優勝のファインルージュがともに桜花賞で3着に入り、2022年2着のスターズオンアースが桜花賞馬に輝きました。2009年に1月上旬に移設され距離が1600メートルに戻されたことにより、1月のフェアリーS→2月のクイーンC→3月の桜花賞トライアルという、桜花賞に向けた春の3歳牝馬重賞路線が確立されました。昨年は前走新馬戦を圧勝したエリカエクスプレスが先行抜け出しで圧勝。2番人気で重賞初制覇を飾りました。そんな同じ距離で行われる牝馬クラシック初戦の桜花賞を占ううえでも重要な一戦を過去10年の結果から好走馬の共通点を探っていきます。
先週の結果
先週行われた中山金杯は、2026年の中山金杯は、本命ケイアイセナが12着、対抗カネラフィーナが4着と、新年一発目から悔しい結果に終わりました。本命にしたケイアイセナは、結果論にはなりますが、同じ負け方なら1枠を活かして思い切って逃げる形も見てみたかったです。内をロスなく立ち回れる中山だけに、腹をくくった先手がハマる可能性は十分ありました。ただ、実際には陣営の中で描いていた作戦があったはずで、外から見える以上に「選べない事情」もあったのだと思います。ここは割り切るしかありません。そして何より、今年の中山金杯を難しくしたのは、レース全体の結末です。例年このレースは、「内枠の人気馬の好走率が高い」という傾向が強く、データ的にもそこを軸に組み立てるのがセオリーになりやすいです。ところが2026年は、勝ち馬が外枠の中穴カラマティアノス。傾向の真逆を突く結果になり、データ派の予想ではどうしても的中難易度が上がる年だったと言えます。新年一発目は悔しいスタートになりましたが、ここで引きずらずに切り替えていきたいです。
過去10年の傾向
ポイント① 前走同距離の人気馬が好成績!!
フェアリーSは、「当日5番人気以内」かつ「前走が芝1600mの未勝利 or 1勝クラス」だった馬が、過去10年で【5・3・0・10】と好成績です。前走も今回と同じマイル戦を経験し、好走してきた“距離適性とレース経験”が、そのまま活きやすい傾向と言えます。
■今年の該当馬
今年この条件に、当日のオッズ次第で該当する可能性があるのが ピエドゥラパン、マカレイ の2頭です。このデータは「5番人気以内」が前提なので、結論としてはシンプルです。当日、マカレイ/ピエドゥラパンのどちら(または両方)が5番人気以内に入るか──ここを確認して、該当すれば中心視、漏れるなら評価を一段下げる、という運用が分かりやすいです。
ポイント② 母父ミスプロ系が強い!!
フェアリーSの過去10年を振り返ると、「母父ミスタープロスペクター系」かつ「今回単勝オッズ40倍未満」の成績が【4・6・1・10】と好成績です。過去10年で4勝にに加えて2着が6回もあり、連対率47.6%と“安定したデータ”**と言えます。
■なぜ母父ミスプロ系の成績が良いのか?
母父ミスプロ系は一般的に、
・パワー型でタフな馬場に強い
・早熟性があり、マイル前後でスピードを発揮しやすい
・立ち回りの器用さ(加速の鋭さ)を持つタイプが多い
といった特徴が出やすい傾向があります。
フェアリーSは1月の中山芝1600m(3歳牝馬限定)という舞台で、馬場がこの時期はかなりタフ。コーナー4つの立ち回り力も問われます。そう考えると、母父ミスプロ系の“パワー&マイル適性”が噛み合いやすいのかもしれません。
■今年の該当馬
今年このデータに該当するのは ヴァリスマリネリス、トワニ、ピエドゥラパン、ブラックチャリス、マカレイ の5頭です。ただし、このデータは「単勝40倍未満」が前提なので、最終的には当日のオッズ確認が必須です。人気が極端に落ちて40倍以上になるようなら、データ的な後押しは弱まります。
ポイント③ 1番人気は“信頼できない”
フェアリーSの過去10年で、「1番人気」の成績は【0・2・0・8】。
1番人気にもかかわらず0勝と、全体的に期待値が低い人気ゾーンと言えます。
さらに、1番人気で2着に好走したのはアエロリットとスターズオンアースの2頭だけですが、この2頭には共通点がありました。
・前走が芝1600mの1勝クラス
・前走で3着以内
・関東馬
つまり「1番人気でも好走した例」は、しっかり条件が揃っていたという見方ができます。
■今年の該当馬
今年、当日1番人気に推されそうなのが ギリーズボール、サンアントワーヌ の2頭ですが、ギリーズボールは前走新馬戦。サンアントワーヌは前走芝1400mの1勝クラスと、過去に1番人気で2着に来た2頭とは、臨戦過程が一致しません。1番人気はただでさえ妙味が薄いところに、データ上“後押しがない”となるなら、「人気を背負う馬をあえて嫌う」という選択が、回収率を上げる近道になるかもしれません。
ポイント④ 前走3着以下の関西馬は壊滅
もう一つ強烈なのが、過去10年で「前走3着以下の関西馬」の成績が【0・0・0・17】という点です。
1頭も馬券圏内に絡んでいません。今年この条件に該当するのが、当日上位人気が予想される ブラックチャリス 。人気馬であっても、ここまで明確な消し材料があるなら、評価を下げる根拠として十分です。
本命馬
② ピエドゥラパン
母トロワゼトワルは芝短距離からマイルで6勝を挙げたスピード馬で、京成杯オータムハンデを4歳・5歳で連覇した実力馬。特に4歳秋に記録した1分30秒3は現在も国内マイル最速タイムであり、自らハイペースで逃げて3馬身半差の圧勝を収めたレースでした。そんな名牝を母に持つこの馬は、エピファネイア産駒の第2子にあたります。
2歳10月の東京芝1600m新馬戦でデビューし、スタートは悪くなかったものの気性面での難しさから下げる競馬を選択。道中は内で脚を溜め、直線で外に出して上がり最速の末脚を使って追い込むもクビ差届かず2着。5着以内の4頭が先行馬という展開のなかでの好走は、能力の高さを感じさせる内容でした。次走、同じく東京芝1600mで行われた未勝利戦ではスタートを決めて好位につけ、折り合い面も改善。直線では余裕を持って抜け出し、後続を突き放して快勝。0.3秒差以上をつけて勝利した内容は優秀で、エピファネイア産駒における同様のケースは【2・0・1・0】と好走傾向にあります。
母譲りのスピードとエピファネイア産駒らしい成長力を備え、重賞初挑戦でどこまで通用するか注目される一頭であり、血統背景からも将来が楽しみな存在です。
まとめ
◎ ② ピエドゥラパン
好データの中心。前走までに多頭数の内枠を経験している点は大きく、まずはここから入ります。
○ ⑯ マカレイ
ピエドゥラパン同様にデータの後押しが見込める存在。相手本線の筆頭です。
▲ ⑭ ヴァリスマリネリス
「母父ミスプロ系×40倍未満」の好ゾーン。相手に向く1頭。勝ち切りまではともかく、相手には面白いタイプです。
☆ ③ トワニ
同じく母父ミスプロ系の好データ。40倍未満に収まるなら押さえておきたい存在です。
<買い目>
単勝 ② 5,100円
枠連 1⃣ー2⃣ 1,400円
1⃣ー7⃣ 1,600円
1⃣ー8⃣ 1,900円 計10,000円
以上になります。
フェアリーステークスの予想の参考にしてみてください!
おまけ
1/12(月)シンザン記念予想
今年のシンザン記念は、過去10年で好成績の「ノーザンファーム生産馬」×「前走芝1400m or 1600mで1番人気」に注目しています。
該当馬はディアダイヤモンドとファニーバニーの2頭ですが、
ファニーバニーは「デムーロ騎乗による人気先行」の可能性があり、前走3着という結果も踏まえると強くは推しづらいです。
したがって今年は、ディアダイヤモンド を素直に高く評価したいです。



