2026年6月21日(日)に東京競馬場で行われるGⅢ・府中牝馬ステークス。昨年から舞台を東京に移し、マーメイドステークスから府中牝馬ステークスに名称変更されました。牝馬限定ハンデ戦という点や開催時期はマーメイドステークスから引き継がれています。昨年は前走都大路ステークスを圧勝したセキトバイーストが好位から抜け出して優勝。5番人気で重賞初制覇を飾りました。そんな波乱の決着が目立つ牝馬限定のハンデ重賞を2016年から2024年のマーメイドステークスを含めた過去10年の結果から、好走馬の共通点を探っていきます。
先週の結果
2026年の宝塚記念は、本命クロワデュノールが2着という結果になりました。レースでは前にいたメイショウタバルを最後まで追い詰めましたが、結果はクビ差届かず。勝ち切ることはできませんでした。
ただ、直前に降った大雨の影響を考えれば、内容としては勝ちに等しい2着だったと思います。大阪杯、天皇賞春を制し、史上初の春古馬三冠が懸かった一戦。競馬ファンとしても大きな期待を持って見ていましたが、その夢はまた次の世代に引き継がれることになりました。クロワデュノール自身は、今回の敗戦で評価を下げる必要はまったくありません。むしろタフな馬場でも最後までしっかり伸びてきたあたり、改めて現役トップクラスの力を示した内容だったと思います。これで春のGⅠシーズンは終了。今週からはいよいよ夏競馬が始まります。夏競馬は一筋縄ではいかないレースが続きますが、まずは府中牝馬ステークス。上半期ラストを勝ち切れなかった悔しさを切り替えて、しっかり的中を目指して予想していきます。
過去10年の傾向
※キーパフォーマー、マカナ、ユキワリザクラの3頭は除外対象の為、予想から割愛します。
ポイント① 狙いは3勝クラス組!!
2026年の府中牝馬ステークスでまず注目したいのが、前走3勝クラス組です。
過去10年で「前走が3勝クラス」だった馬の成績は【5・4・2・39】。
勝ち馬を5頭も出しており、格上挑戦でも十分に通用していることが分かります。
さらにここから、「当日の単勝オッズ20倍未満」「前走4着以内」「前走1800m~2000m」に限定すると、成績は【4・4・2・10】。複勝率50%とかなり優秀なデータになります。
府中牝馬ステークスはハンデ戦ということもあり、重賞で実績を積んできた馬よりも、条件戦からの上がり馬が斤量面で恵まれて好走するケースが目立ちます。東京に舞台を移した昨年もこの傾向は変わらず、該当馬が2着・3着に好走しました。
■今年の該当馬
今年このデータに該当するのは エストゥペンダ のみです。エストゥペンダは3歳重賞で3着が2回ある素質馬。これまでも重賞で通用する力を見せており、条件戦を挟んでここに出てくる形なら、斤量面の恩恵も含めてかなり面白い存在です。重賞好走歴のある素質馬が、ハンデ戦でついに重賞初制覇となるのか。今年の府中牝馬ステークスは、まずエストゥペンダを中心に考えていきたいです。
ポイント② 若さと先行力を兼ね備えた4歳馬に注目!!
府中牝馬ステークスはハンデ戦ということもあり、実績だけでなく、斤量面の恩恵やレースでの立ち回りが結果を大きく左右します。そこで注目したいのが、前目で競馬ができる4歳馬です。
過去10年における4歳馬の成績は、【5・3・4・42】です。
出走頭数は多いものの、勝ち馬を5頭輩出しており、世代別では中心に置くべき存在です。完成度と成長力のバランスが良く、古馬の重賞実績馬に対して斤量面で有利になりやすい点も好走につながっていると考えられます。
さらに、「当日5番人気以内」かつ「前走4角4番手以内」に限定すると、成績は【2・2・2・7】。
13頭中6頭が馬券圏内に入り、複勝率は約46%まで上昇します。昨年もこの条件に該当した馬が1着、3着に好走しており、近年も有効なデータです。
府中牝馬ステークスは特殊な条件で行われるハンデ重賞で、例年そこまでメンバーレベルが高くならない傾向があります。そのため、斤量面で恵まれやすい若い馬が、前目の位置を確保してそのまま押し切る形は理にかなっています。単純な重賞実績だけではなく、若さ・斤量・先行力の組み合わせを重視したいレースです。
■今年の該当馬
今年、当日の単勝オッズ次第でこの好走条件に該当する可能性があるのは ヴァルキリーバース、ルージュソリテール の2頭です。両馬とも重賞での好走経験があり、能力の裏付けは十分です。当日5番人気以内に支持されるようなら、データ的にも厚い印を検討したい存在になります。ここを勝って秋の大舞台へつなげることができるのか。今年の府中牝馬ステークスでは、前走3勝クラス組のエストゥペンダとともに、この2頭の評価が重要になりそうです。
本命馬
⑥ ヴァルキリーバース
伯母にオークス3着、ジャパンカップ2着の実績を持つデニムアンドルビーがいる良血で、母グロリアーナはダートで活躍した馬、本馬はその第1子にあたります。2歳6月の東京芝1600m新馬戦は4着に敗れたものの、やや忙しかった印象で、次走から距離を延ばすと新潟芝2000m内回りの未勝利戦で先頭集団を見る位置から3コーナー途中で外を回って進出し、前有利の流れを差し切って初勝利。続くフリージア賞でもスタート直後の接触で後方からの競馬になりながら、スローと見るや一気に押し上げて1馬身1/4差で快勝。2着のダノンシーマが後に阪神大賞典、目黒記念で3着に好走していることからもレースレベルの高さがうかがえます。フローラステークスは2着に敗れましたが、次走でオークスを勝利するカムニャックと0.2秒差なら十分に評価できる内容。その後は脚部不安によりオークスを回避して長期休養に入りましたが、11か月ぶりの復帰戦となった東風ステークスを快勝。2着馬、3着馬が後に重賞で好走していることからも相手関係は決して楽ではなく、馬体重の大幅増からも成長を感じさせる一戦でした。今回も引き続きルメール騎手が騎乗し、久々の重賞挑戦にはなりますが、能力はメンバー最上位クラスと見てよく、馬場や距離、展開に左右されにくい安定感のあるタイプだけに、秋の大舞台へ向かうためにもここはしっかり結果を出したい一戦です。
府中牝馬ステークス(2026)最終予想
今年の府中牝馬ステークスは、東京芝1800mで行われる牝馬限定のハンデ重賞です。
ここまで見てきた「4歳馬」「前走3勝クラス組」「先行力」。さらに「リピーター」という要素を重視し、最終印はこの4頭で勝負します。
◎ ⑥ ヴァルキリーバース
本命はヴァルキリーバースです。前走は中山芝1600mの東風ステークスを勝利。4角4番手から押し切っており、今回取り上げた「4歳馬×上位人気×前走4角4番手以内」の好走条件に合致します。昨年のフローラステークスでは2着に好走しており、東京コースへの適性も十分。今回は55.5kgとハンデ戦としては軽くありませんが、ルメール騎手とのコンビなら安定した立ち回りが期待できます。能力、コース適性、先行力を総合して本命にします。
○ ⑤ エストゥペンダ
対抗はエストゥペンダです。前走は新潟芝1800mの弥彦ステークスを上がり32.5秒で差し切り勝ち。前走3勝クラス組の中でも、今回の好走条件に該当する唯一の馬です。過去にはクイーンカップなど重賞でも善戦しており、格上挑戦という印象はありません。54kgの斤量も魅力で、東京の長い直線を生かせれば重賞初制覇まで十分に狙える存在です。
▲ ⑦ セキトバイースト
単穴は昨年の勝ち馬セキトバイーストです。近走は新潟大賞典7着、金鯱賞11着と結果が出ていませんが、昨年の府中牝馬ステークスを勝っているように、この特殊な条件への適性はすでに証明済みです。ハンデ重賞では、能力比較だけでなく同じ舞台で結果を残したリピーターが再び好走するケースもあります。近走成績だけで評価を落とすのは危険と見て、3番手に残します。
△ ⑮ ルージュソリテール
連下はルージュソリテールです。前走阪神牝馬ステークスは3着。4角2番手から粘っており、先行力のある4歳馬という今回の狙いに合います。当日5番人気以内なら好データに該当しますが、前日オッズの段階では6番人気。わずかに条件から外れる可能性があるため△評価に留めます。ただし、東京芝1800mでは3走前の初音ステークスで2着があり、展開次第では上位争いも可能です。
<買い目>
単勝 ⑥ 9,500円
枠連 3⃣ ー 3⃣ 2,300円
3⃣ ー 4⃣ 5,800円
3⃣ ー 8⃣ 2,400円 計20,000円
以上になります。
府中牝馬ステークスの予想の参考にしてみてください!



